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【2024/11/22 19:41 】 |
おっさん/レボリューション・ファイアワークス(#26)
「勘のいいやつだな」ブレードが残念そうな顔をしながら言った。
「勘じゃない。予想だ。お前の体を改造した奴の考え方は大体分かってきたからな」ハナビは天井にあるカメラをちらと見て、指弾で天井のカメラを次々と爆破していく。
「スターな俺と違って、カメラが相当嫌いなようだな」
「まあな」
「言っとくが俺はお前なんかの予想をはるかに越えた存在なんだよ。それでも俺を倒す自信があるなら、来いよ」
ハナビの七節棍が一瞬にして伸び、ブレードの腹をとらえて電撃を放った。ブレードは体のあちこちから剣を突き出す。
「卑怯者が…」
全ての剣がブレードの体にしまわれ、倒れるブレード。
「ハリネズミか。思った通りだ。それにしても、な~んか、憎めない奴だな」
ハナビが振り返ると、マッチが疲れ切って座り込んでいる。ハッパが心配そうに寄り添っている。
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【2012/05/25 13:01 】 | 小説 | 有り難いご意見(0)
バニッシャー/レボリューション・ファイアワークス(#25)
天井を見上げるハナビ。
「カメラには見られちまったか…。ハッパ、部屋の隅に行ってろ」
「マッチ姉ちゃんを助けに行くよ」
「ダメだ。俺のサポートをしろ。早く行け!」
ハッパは渋々部屋の隅へ行った。
「二対一でも、俺には勝てないぜ。俺の剣の速さは神の領域に達している」
「神様を舐めてる奴らが多いな」
「俺に切られた瞬間にお前も納得するさ」
「だとよ!ハッパ!」
ハッパがクスリと笑う。
「ば、馬鹿にしやがったな!」
「ハッパ!カメラをなんとかできるか?」
「できるよ」
「じゃあ、頼んだ」
ハッパが黒い指弾を部屋の中央に打ち込む。ブレードが剣先で指弾を叩き落とすと、もうもうと黒い煙が上がる。
「こんなもの何の役にも立つもんか。剣士の研ぎ澄まされた感覚を舐めるんじゃない!さあ、かかってこい。…どうした、かかってこないのか。じゃあ、こちらから行くぜ!」
目を閉じて感覚を研ぎ澄ますブレード。しかし、ハナビの気配もハッパの気配も感じられない。
「あ、あいつ!逃げやがったな!また、卑怯な真似を!」
下への階段へと急ぐブレード。
【2012/05/14 13:03 】 | 小説 | 有り難いご意見(0)
コトリ/レボリューション・ファイアワークス(#24)
光る男と対峙するハナビ。光る男は立っていることが出来ずに座り込んでしまう。
「これから、あるおっさんを助けに行く。そのおっさんは神の手を持っている。トランスポーターだ。あんたの体に埋め込まれているものもとりだす事が出来る。いっしょに来ないか?」
「俺、かっこ悪いか?」
「自信いっぱいのお前はかっこ良かった」
光る男はにんまりと笑う。
「そうだろ。俺、気に入ってんだ。この体」
「そっか、分かったよ。俺は行かせてもらうぜ。仲間が心配だ」
「仲間か…」
「じゃあな!」
「スパーク」
【2012/05/03 09:32 】 | 小説 | 有り難いご意見(0)
ハナビvs光る男/レボリューション・ファイアワークス(#23)
「大丈夫だ!こいつは強いから死なない」
光る男が嬉しそうに大声で笑う。
「いくよ!」
ハッパがハナビに小さな袋を投げた。
「でも、使わせな~い」
【2012/04/24 12:58 】 | 小説 | 有り難いご意見(0)
光る男/レボリューション・ファイアワークス(#22)
おっさんがいる研究所に突入するハナビ、マッチ、ハッパ。先頭に立つハナビが七節棍で警備員たちをなぎ倒していく。階段を駆け下りた瞬間に立ち止まるハナビ。マッチとハッパは左右に散る。フロアの真ん中に光り輝く男が立っている。体のあちこちから小さな装置が突き出している。そして、狂人じみた顔に浮かぶ笑顔はぞっとするものであった。
「うひょー!久しぶりの獲物だ。え、え、え、そっちは女かぁ!うひー、早く殺してみてー!こっちは子供だよ。子供も初めてだ。うひ!今日はなんてラッキーな日なんだ」
【2012/03/30 12:48 】 | 小説 | 有り難いご意見(0)
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