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縛り上げられたブレードにハナビが一緒に来るか尋ねた。
「これをほどけ!お前をぶっ殺すためについていく」 ハナビは微笑んで、ブレードの縛めをといた。ブレードの剣がうなりをあげてハナビに振り上げられた。だが、もうそこにハナビはいなかった。 「行くぞ!ランチャー!ブレード!」 楽しげにハナビについていくランチャー。ブレードはハナビの後を歩きながらハナビを切り裂こうとするが、ハナビは軽々と避けていく。執拗に剣をふるうブレードに、ハナビもついに切れる。 「ぶんぶんぶんぶん、蝿みたいにうるさい奴だな!後ろからじゃないと俺に勝てないのかよ!」 「そんなわけあるか!勝負しろ!」 「分かった。明日から一日一回勝負してやる」 「約束だぞ」 「ああ、約束だ」 「指切りだ」 「おうよ」 二人は小指を絡め、ぶんぶん振る。 「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲~ます!」 三人の後ろを歩いていたハッパがマッチに囁いた。 「前見た映画の三人みたいだね」 「?」 「ほら、猿と豚とカッパの」 マッチはプッと吹き出した。 「じゃあ私はお坊さんね」 PR |
あまり話に破たんがでないように、次の話が書けてからアップするようにしています。
ということで、次回アップ予定の第30話は書き終えていて、第31話にとりかかって、はたと困っています。 というのも、おっさんを救出した後は一気にクライマックスまで突っ走るつもりだったのが、第30話で第一部が終わってしまいました。クライマックスを遠ざけて、話を膨らませるべきかどうかで悩んでいます。 で、書けなくなってしまっている…。 <a href="http://hinagikussword.indiesj.com/">『雛菊の剣』</a>を書きはじめて、4作品を書いていくことになりました。ちょいと休むかな…。休むんだったら、第30話はアップすっかな…。そしたら、もう後に引けないような…。 1週間ぐらい悩みそう(^_^; --------------------------------------- つぶやいてます。Twitter <a href="http://twitter.com/#!/inomama2">@inomama2</a> 私が書いてるブログです。よろしく! ・<a href="http://inomama2.seesaa.net/">愛のままに我がままにブログ</a> 映画等気ままに書いてるメイン・ブログです。 ・<a href="http://shuffle.indiesj.com/">『シャッフル』</a> 自作の長編小説です。漆黒のiPodから始まった事件はどこへ向かうのか…。 ・<a href="http://fireworks.indiesj.com/">『レボリューション・ファイアワークス』</a> 自作のSF小説です。奴隷階級のハナビが助けた少年はパイロキネシスを持っていた…。 ・<a href="http://letsdance.indiesj.com/">『レッツ・ダンス』</a> 自作のフィギュアスケート小説です。ロシア・オリンピック、高橋大選手の金メダルの演技に会場全体が沸く…。 ・<a href="http://hinagikussword.indiesj.com/">『雛菊の剣』</a> 自作の学園小説です。豊高の不良たちに絡まれる雛菊と陽子。雛菊は顔を見せぬ青年に救われる。屋上に残された白骨死体。彼の目的は…。 ・<a href="http://inomaman2.seesaa.net/">運動ダイエット</a> Wii Fit Plusを使ってのダイエットをまとめています。成果出てます! ・<a href="http://wii-fit-diet-blog.seesaa.net/">Wii Fit ダイエット ブログ</a> Wii Fit Plusを使ってのダイエットの日々の記録です。 ・<a href="http://rakuten-point-tameyo.seesaa.net/">楽天ポイントを貯めよう</a> 楽天ポイントの獲得履歴とお得情報。 ・<a href="http://kabu-nyuumon.meblog.biz/">株式投資入門</a> 趣味でやってる株式投資の経験からこれから始めようという人に向けて書きました。 ・<a href="http://kabu-tousi.meblog.biz/">株式投資ブログ</a> 趣味でやってる株式投資の日々の取引状況です。 |
ハナビが首からさげていた指輪が自分のことをサラと名乗った。
「お父さんって、サラをつくった人?」 「そうさ」 「何くっちゃべってやがんだ。お前か、俺の力を吸い取ったのは」 トラックがハナビに向かってきた。ハナビが横に跳ぼうとしたとき、 「じっとしてな」 サラの言葉に従って動かないハナビ。トラックの伸ばした手がサラに触れた瞬間、トラックの姿がなくなった。 「な、何したんだ!サラ!まさか、プリズニング!?」 「あいつの残った力じゃ、そんなことできやしない。あいつの力をそのまま使って、街外れの墓地にトランスポートしてやったのさ。汚い手で触りやがって、あー、腹が立つ。今日は綺麗に洗ってよね」 「お前、凄いな。お前の親父って、どんな奴なんだ」 「あんたらみたいなアンポンタンとは大違いだよ」 「お前、本当口悪いな。お前の親父って、とっても嫌味な年より発明者だろ」 サラは何も答えない。 「どうした?エネルギー切れか?おーい、サラー!」 パシーン!マッチがハナビの頬を平手打ちした音が大きく響く。 「いってー」 「デリカシーがないんだから。サラはお父さんのことを悪く言われて怒ってるのよ」 ハナビは何か言いかけようとするが、マッチに睨まれて言葉を飲み込む。 |
ハナビは気絶している二人を縛り上げた。
「どっちだ!どっちがこのデカ物を戻したんだ!しかも、俺に何かしやがって」 トラックは目をギラギラ輝かせて、ハナビとハッパを睨みつける。ハッパは慌てて首を横に振る。 「俺たちにはあんたらのような力はないって言っただろ」 「嘘をつくな」トラックは、肩で息をしている。 「なんだ、おっさん、戦ってもいないくせに疲れてんのかよ」 「あのデカ物が出てくると同時にいきなり疲れちまったんだ」 「え!?じゃあ、おっさんがプリズニングを解いたんだ」 「そんなわけない。俺にはそんな力はない」 「一人に一個の能力って決まってるわけじゃないだろ。マッチだって、パイロキネシスとプリズニングの二つの能力を持っている」 「違う。パイロキネシスは僕じゃない」 |
おっさんがニヤニヤしながらハナビを見て、「俺はトラック。助けてくれて、ありがとよ」
「俺はハナビ。こいつはハッパだ」 「お前ら、本当に俺たちの仲間じゃないのか?」 「ああ、あんたらのような力は持っていない」 「おかしいな」 「何が」 「バニッシャーの叫びを聞いて消滅しないのは、俺たちの仲間だけのはずなんだが」 「消滅!?」 「ああ。体中からミサイルを発射する大男が消えたのを見ただろ」 「あれか。最初はびっくりしたけど、思い出したよ。あれはプリズニングだ」 「プリズニング?」 |